2021年6月9日水曜日

上杉ただしのツイート&ツイート 【こんにちは上杉ただしです No.7】

 「しんぶん赤旗」日曜版に都立駒込病院で新型コロナウイルス感染症に対応する医師の過酷な勤務実態の記事が載っていました。


いまでも逼迫(ひっぱく)している都立病院の医療態勢

 感染症科の4人の常勤医の残業時間は、去年の11月から今年1月の3ヵ月間、4人全員の残業時間が100時間を超えていた勤務実態が明らかになりました。さらに驚くべきことに、今年度から感染症科のコロナ担当常勤医が4人から3人へ減らされたというのです。

 東京都は去年12月に府中市にコロナ専用施設で病床を100床開設しました。しかし、この施設に駒込病院から医師・看護師が派遣されています。東京都のこのような対応に日本共産党の白石都議は「なぜ医師や看護師を増やさないのか?」ときびしく批判をしています。東京都の医療体制は非常にひっ迫したものとなっています。


逼迫(ひっぱく)に追い打ちをかける独立行政法人化

 東京都内のこのような医療危機に直面しながらも、小池都知事をはじめ自民党・公明党・都民ファーストは、都立病院・公社病院の独立行政法人化を推し進める議論に終始しています。都立病院の基本的な役割は感染症医療・災害医療・難病医療など「行政的医療」を提供することです。たとえ不採算でも都民の命を守るために必要な医療をしっかりと提供することが都立病院の役割です。


都からの支出を減らすことが独立行政法人化の目的

 東京都も都立病院が行っている行政的医療に対して財政支出を行ってきました。しかし、独立行政法人化されてしまえば、東京都からの財政支出が削減され、不採算の医療を切り捨て経営の効率化がひたすら求められるようになりかねません。採算の取れない今回のコロナウイルス感染症対応・災害医療・難病医療などは東京都の責任で運営しているからこそ成り立っています。都民の命と健康を守っている都立病院・公社病院は東京都直営のままで残しましょう!


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