5月20日、自民党が行ったLGBTsなどの性的マイノリティーの方々への理解増進法案をめぐる会合の中で、出席者から「道徳的にLGBTは認められない」「人間は生物学上、種の保存をしなければならず、LGBTはそれに背くもの」などの発言があったと報じられています。この会合の中で山谷えり子参院議員は「体は男だけど自分は女だから女子トイレに入れろとか、アメリカなんかでは女子陸上競技に参加してしまってダーッとメダルを取るとか、ばかげたことが起きている」などと、トランスジェンダーの方の人権を踏みにじる、国会議員としてあるまじき悪質な発言をしました。
これまでも問題発言だらけの自民党議員
これまでにも自民党は、杉田水脈衆院議員が「LGBTは生産性がない」などと発言、足立区の白石正輝区議が「同性愛が広がると足立区が滅びる」などと発言するなど、差別発言が後を絶ちません。そのたびに批判を受けたにもかかわらず、このような発言を繰り返す自民党の態度には開いた口がふさがりません。
国会での成立を目指すというLGBTsに関する新法では、目的や基本理念に「差別は許されない」という文言が入っていますが、この「差別は許されない」という認識にすらも反対した自民党議員がいたとも報道がされています。
積極的にLGBTsを差別したい自民党
この報道については日本共産党の田村智子政策委員長は「LGBTsの人権をどう理解していたのか。何のために法案をつくろうとしたのか。このことまで問われる問題だ」と指摘しました。もはや自民党の態度・発言からは「積極的にLGBTsを差別したい」という意図しか感じられません。
現在、日本の状況はOECD諸国の中で性的マイノリティに関する法整備状況はワースト2位で世界から見ても大きく遅れている状態です。この遅れの原因となっているのはまさに「自民党」だということがあらためて明らかになったと思います。
自民党・公明党の政治では性的マイノリティ問題、ジェンダーギャップ問題を解決することはできません。これらの問題を根本的に解決するためにも、都議選で勝利し、さらに総選挙で市民と野党の共闘で政権交代を勝ち取りましょう!
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